ポケモン自己分析の分類ロジック
2019/7/31
ポケモン自己分析なるものがある。これは、 16 個の質問に答えるとそんな自分に最も近しいポケモンを教えてくれるというものだ。
私はフーディンだったのだが、初代ポケモン環境で思考停止で無双していたこのポケモンのことを正直あまり好ましく思っていない。私はコダックになりたい。どう回答すればコダックになれるのかがわかれば、自分の現状の回答との差分から、何が今の自分に足りていないのかがわかるはずだ。
ということで、誰か既にやっていそうではあるが、回答から対応するポケモンがどのように決定されているのか調べてみた。 どうやらフロントで完結しているようだったので、読み取れたことをまとめておく。ソースコードの引用・解説は行わない。
簡単にまとめると、以下のような仕組みだった。
- 16 個の質問は 4 カテゴリーに分類される
- ポケモンの判定に用いられる最終的な情報は、 4 カテゴリー x 4 段階の数値
- 最終的な情報の = 256 通りに対して、一つ一つ対応するポケモンが定められている
- 最終的な情報に丸め込まれる前の情報があり、これは 4 カテゴリー x 13 段階の数値
- 回答の「いいえ」「どちらかといえばいいえ」「どちらかといえばはい」「はい」は順に 0, 1, 2, 3 の点が振られていて、これがその質問のカテゴリーの丸め込まれる前の情報の数値に加算される
-
丸め込まれる前の情報の 13 段階の数値について、以下のようにして最終的な 4 段階に丸められる
- 0 ~ 3: 1
- 4 ~ 7: 2
- 8 ~ 10: 3
- 11 ~ 12: 4
質問は以下のように分類されている。
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A
- データや すうじを みることが すき。
- じぜんの じゅんびは しっかりする。
- おおざっぱな ひとを みると イライラする。
- ふかく かんがえることが すきだと おもう。
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B
- かんがえる より さきに こうどう する。
- けつろん から はなす ほうが すき。
- つめたいと いわれることが よくある。
- ムダな ことが きらい。
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C
- じぶんは うけみ スタンスだ。
- ひとの ためになる ことであれば なんでもできる。
- ひとから やさしいと いわれる ことが よくある。
- いつも そのばの くうきを よんで こうどうする。
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D
- しょたいめんでも せっきょくてきに はなしかける。
- いつのまにか はなしの ちゅうしんに なっている。
- ひとから あかるいね と いわれる。
- おもった ことが かおに よくでる。
それぞれのカテゴリーで問いたいことが見て取れる。
256 通りの結果から各ポケモンへの対応付けについては、以下の通りだ。
4 次元のものを単一の適当な切り方で 2 次元に落とし込んでいるに過ぎないため、表中の近接度合いの持つ意味はだいぶ薄れており、この表だけでは十分分析しやすいとは言えない。とはいえいくつか見て取れることがある。以下、逆は必ずしも成り立たないことに注意。
- ミュウはどのカテゴリーも最高値に近い
- コイキングはどのカテゴリーも最低値に近い
- ナッシーは A が最高値
- リザードンは B が最高値
- ラプラスは C が最高値
- ラッキーは D が最高値で A の程度以上に C である
- ピッピは D が最高値で C の程度以上に A である
- カイリューは A と C が同程度である傾向がある
- etc.
では私のなりたいコダックはというと、 A である度合い以上に C であって、 B と D が同水準である傾向が見て取れる。ただし例外として (A, B, C, D) = (4, 4, 2, 2), (4, 1, 2, 4) がある。どちらかというと低スペックに見られがちな印象のあるコダックだが、幼き頃に見たアニメで度々大活躍していた記憶の通り、なかなか高水準の枠をも獲得していた。
やっぱり私はコダックになりたい。